- 『NEXUS』の要点や感想を知りたい
- 『NEXUS』を読んだ人のレビューが気になる

本記事はそんな方の疑問にお答えします
突然ですが、皆さんは日頃からSNSやネットニュースでたくさんの情報に触れていると思います。情報収集は自己成長やキャリアアップのために欠かせない時代ですが、「本当に正しい情報ってどれだろう?」「なんでこんなに意見が対立するんだろう?」なんて、疑問を感じたことはありませんか?
今回ご紹介するのは、世界的ベストセラー『サピエンス全史』の著者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の最新作『NEXUS 情報の人類史』です。『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』を読んで、その圧倒的な歴史の捉え方や未来への洞察に衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。
私も例に漏れずハラリ氏のファンの一人として、今回の新刊を手に取りました。特に、AIが社会のあらゆる場面に入り込もうとしている今、情報が私たち人間や社会に何をもたらすのかを知りたいと思ったからです。
この記事では、『NEXUS』の要点や感想を紹介し、あなたの人生に役立つ知恵を共有します。ぜひ、最後まで読んでくださいね。
- AI時代に膨大な情報とどう向き合っていくべきかを知りたい
- 情報収集のスキルを上げたい
- 自分自身の思考の偏りについて見つめ直したい
ちなみに私はAudibleで聞きました。本書はAudibleの読み放題対象作品なので、会員登録すれば誰でも読むことができます。しかも、現在30日間の無料体験中なので、期間中に退会すれば無料で聞くことができます。
Audibleを使うと読書量が劇的に増えます!
こんな人におすすめ
- 時間がない人
- 何かをしながら読書をしたい人
- 活字が苦手な人
- 最新の作品を読みたい人
- オーディオブックに興味がある人
- 本を買うお金がない
俳優・声優が朗読した対象本やポッドキャスト12万以上対象作品が定額聴き放題。無料体験後は月会費たった1,500円。いつでも退会できます。
\ 30日以内に解約すれば料金は発生しません/
『NEXUS』ってどんな本?


本の詳細 | 内容 |
---|---|
タイトル | NEXUS 情報の人類史 上 |
著者 | ユヴァル・ノア・ハラリ |
出版社 | 河出書房新社 |
発売日 | 2025/3/5 |
ページ数 | 304ページ |
Audible再生時間 | 9 時間 4 分 |
本書は、なんと石器時代から現代のシリコン時代(AI時代)まで、「情報」という切り口で人類の歴史を語り直すという、まさにハラリ氏にしか書けないスケールで展開されます。
タイトルにある「ネクサス(NEXUS)」とは、「つながり」「結びつき」「絆」「中心」「中枢」といった多様な意味を持つ言葉だそうです。ハラリ氏は、情報は単なる真実の伝達ではなく、人々や物事を「つなぎ合わせる」力を持っていると主張します。この「ネクサス」としての情報が、いかに人類の大規模な協力や社会の発展を可能にしてきたのかを、歴史的な事例を交えながら解き明かしていきます。
本書は上下巻に分かれており、上巻では神話や文書、誤り、そして民主主義や全体主義といった人間のネットワークにおける情報の役割が歴史的に考察されます。そして下巻では、コンピューターとAIがもたらす新しい情報ネットワークに焦点が当てられ、その可能性と危険性、そして人類が直面する未来への鋭い洞察が展開されるようです。
全体を通して、「情報は人類に途方もない力をもたらしたが、生態系の崩壊や世界戦争のような危機にも直面しているのはなぜか?」という根源的な問いに答えるべく、情報ネットワークの歴史が語られます。
印象に残ったポイント3つ





本書の「上巻」を読んで、特に印象に残ったポイントを3つご紹介します。
1. 情報の本質は「真実」ではなく「つながり」だった!
私たちが普段「情報」と聞くと、「真実」や「事実」を思い浮かべますよね。しかし、ハラリ氏は本書で、情報の最も重要な機能は「真実を伝えること」ではなく「人や物事をつなぐこと」にあると、常識を覆すような視点を提示します。
情報は私たちを特定の形(フォーメーション)に配置し、特定の集団と結びつける力を持っているというのです。例えば、聖書はそこに書かれている内容の真実性以上に、それを信じる人々を強く結びつける「ネクサス」として機能してきました。
これはSNSにも当てはまります。私たちが「いいね」を押したりシェアしたりするのは、その情報が真実だから、というよりも、同じ情報に反応する仲間との「つながり」を確認したいという気持ちが大きいのかもしれません。
この考え方に触れて、情報への向き合い方がガラッと変わりました。ニュースやSNSの投稿を見るとき、「この情報は何を伝えているか?」だけでなく、**「この情報は何と私をつなげようとしているか?」「この情報に反応する人はどんな人たちか?」**といった視点を持つことが重要だと気づかされました。
2. 情報を集めるほど「愚かな判断」をする時代に? AI時代の落とし穴
「情報が多ければ多いほど、私たちは賢明な判断ができるはずだ」。ほとんどの人がそう思うでしょう。しかし、ハラリ氏は歴史を振り返りながら、この考えが何度も裏切られてきたことを指摘します。そして、AI時代にはこの危険性がさらに高まるというのです。
AIが高度化するにつれて、私たちの好みに合わせて情報を選別し、提供する精度は格段に向上します。その結果、私たちは**「エコーチェンバー」**と呼ばれる、自分と同じ意見や考え方の情報ばかりに囲まれる状態に陥りやすくなります。
そうなると、たとえ間違った情報や根拠のない陰謀論であっても、それを信じる集団の中ではどんどん強化され、ますます真実から遠ざかった「愚かな判断」をしてしまう可能性があるのです。しかも、AIのアルゴリズムは複雑すぎて、なぜそのような情報が提示されるのか、人間には理解しきれない「ブラックボックス」になるリスクも指摘されています。
AIは単なる便利な道具ではなく、人間を操作したり、社会を分断したりする潜在的な力を持っている。この警告は、情報過多の現代を生きる私たちにとって、非常に重いメッセージだと感じました。情報収集の効率化だけを追い求めるのではなく、意図的に多様な情報に触れる努力や、情報の真偽を見極める**批判的思考力(情報リテラシー)**がいかに重要になるかを痛感しました。
3. 未来はAIが決める? それとも私たちが決める? デジタル独裁と民主主義の綱引き
AIと情報ネットワークの発展は、私たちの社会や政治のあり方すら根本から変えようとしています。ハラリ氏は、その究極の形として**「デジタル独裁」**の可能性に警鐘を鳴らします。過去の全体主義国家も情報統制を行いましたが、AIを使った現代の監視技術は、国民一人一人の行動や感情をリアルタイムで把握し、かつてないレベルの統制を可能にするかもしれません。
さらに恐ろしいのは、AIの判断が絶対視され、権力者が意図的に操作したアルゴリズムによって社会が動かされる**「アルゴリズム独裁」**のリスクです。AIが導き出した「最適解」だからと、人間が疑問を持つことなく従ってしまう未来は、決してSFの世界だけの話ではないと感じました。
一方で、ハラリ氏は絶望的な未来だけを描いているわけではありません。テクノロジーの使い方次第では、市民が政治に参加しやすくなったり、誤りを見つけ出しやすくなったりする**「デジタル民主主義」の可能性も残されていることを示唆しています。鍵となるのは、「人間は間違える存在である」という前提に立ち、どのようにして社会全体で誤りを修正していくか(自己修正メカニズム)**にかかっていると本書は問いかけます。
AIという圧倒的な力を持つテクノロジーを前に、私たちがどんな未来を選び取るのか。デジタル独裁か、それとも民主主義のアップデートか。この問いは、ビジネスの現場でAIを活用する私たち一人ひとりにも深く関わってくるテーマだと強く感じました。
『NEXUS』から得られた学び・気づき


本書を読むことで、情報やAIに対する見方が大きく変わりました。単に「最新テクノロジーを知る」というレベルを超えて、「情報」というものが人類の歴史の中でどんな役割を果たしてきたのか、そしてAI時代にその役割がどう変わるのかという根源的な問いに向き合うことができました。
特に、日々の情報収集やSNSとの付き合い方において、以下の点が学びとして大きかったです。
- 情報の「真実性」だけでなく「つながり」の側面を意識する: なぜこの情報が流行っているのか、誰がどのような目的で発信しているのか、そしてこの情報に反応する自分はどんな集団に属しているのか。立ち止まって考えてみるクセをつけたいと思いました。
- AIはあくまで道具であり、その使い方に責任を持つのは人間であると自覚する: AIが生み出す情報や判断を鵜呑みにせず、常に批判的な視点を持つこと。そして、自分自身がAIを使って情報を発信する際にも、その影響力を考慮することが重要だと感じました。
- エコーチェンバーから抜け出し、多様な意見に触れる努力をする: 意識的に、自分の興味や考え方とは異なる情報源やコミュニティに触れる機会を持つことが、思考の偏りを防ぎ、多角的な視点を持つために必要だと気づきました。
これらの学びは、仕事で情報を分析したり、チームで合意形成を図ったりする際にも役立つはずです。情報に踊らされず、本質を見抜く力、そして多様な人々と建設的につながる力を磨くためのヒントが満載でした。
『NEXUS』を読んだ人のレビュー





著者の深い知見と考察に感銘した。



今の人類が知るべき道しるべが記されている。勉強になりました。



全ての文章が印象に残り、なるほどと思うことだらけ。ネット、AI、これから人間の脳はどうなるのだろうと不安を覚える方におすすめです。大統領や知事の支持者にもぜひ読んでいただきたい。
『NEXUS』がおすすめな人


『NEXUS』は、以下のような人におすすめです。
- 『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』など、ハラリ氏のファンの方。
- AIや情報化社会の未来について、深く、歴史的な視点から理解したい方。
- フェイクニュースやSNSでの分断など、現代社会の情報に関する問題に関心があるビジネスパーソン。
- 単なるスキルアップや自己啓発だけでなく、社会全体の大きな流れを理解し、自分自身の立ち位置や役割について考えたい方。
正直、本書は上下巻合わせるとかなりのボリュームがあり、内容も決して易しくはありません。しかし、それを乗り越えて読むことで得られる知的な刺激と学びの深さは、他のビジネス書ではなかなか味わえないものだと思います。読後には、情報化社会の見え方がきっと変わっているはずです。
まとめ:AI時代の羅針盤となる一冊


おすすめ度:★★★★☆
『NEXUS 情報の人類史』は、私たちが当たり前だと思っている「情報」の定義を根底から覆し、AI時代に人類が直面するであろう希望と絶望の両方を描き出す壮大な物語です。
情報は単なる真実ではなく「つながり」であるという視点 や、AI時代には情報過多がかえって私たちを愚かな判断に導く可能性があるという警告、そしてテクノロジーの使い方次第で「デジタル独裁」にも「デジタル民主主義」にもなりうるという未来への問いかけ は、現代社会を生きる私たちにとって、まさにAI時代の羅針盤となるメッセージだと感じました。
ボリュームはありますが、知的好奇心を刺激されること間違いなしです。ぜひ、この本を手に取って、情報とAIが変える世界の未来について、ハラリ氏と一緒に考えてみてください。
\ 30日以内に解約すれば料金は発生しません/


Amazonの聞く読書「Audible」
Audibleは、Amazon運営するオーディオブックプラットフォームです。豊富なジャンルのオーディオブックを提供し、一流の朗読者による魅力的な朗読を楽しめます。高音質な音声やカスタマイズ機能も充実しているので、新しい読書体験をお求めの方におすすめのサービスです。また、ポッドキャストなどのオリジナルコンテンツも聴くことができます。
サービス内容
Audible | 聴き放題(会員) | 単品購入(非会員) |
---|---|---|
月額料金 | 1500円 | 平均3000円 |
タイトル数 | 40万冊 | 40万冊 |
聴き放題数 | 12万冊(日本語の本1万冊) | なし |
ラインナップ | 小説、洋書が多数、ポッドキャスト | 小説、洋書が多数 |
会員特典 | 聴き放題、独自のポッドキャストが無料で聴ける、単品購入30%OFF | なし |
無料体験 | 30日間 | なし |
メリット | デメリット |
---|---|
有名作品が多い 最新作が多い ポッドキャストが聴ける 仕事や家事をしながら聴ける | 金額が高め(本一冊の費用) |
- 読書をする時間がない人:忙しい日常の中でも、通勤中や家事をしながら本を楽しむことができます。
- 何かをしながら読書をしたい人:運動中や料理中など、手が空いていない時でも耳で本を聴けます。
- 活字が苦手な人:文字を読むのが苦手な人でも、オーディオブックなら楽しめます。
- 最新の作品を読みたい人:Audibleには多くの新作や独占コンテンツがあり、最新の作品を楽しむことができます。
- コストを抑えたい人:Audibleの定額制サービスを利用すれば、多くの本を経済的に楽しむことができます。
- 目の疲れを避けたい人:長時間の読書で目が疲れる人にとって、耳で聴くのは良い代替手段です。
- 自己投資として:語学学習や自己啓発のために、オーディオブックを利用することができます。
- リラックスしたい人:リラックスしたいときに、心地よい声で本を聴くのは非常にリラックス効果があります。
\ 30日以内に解約すれば料金は発生しません/
>>聴く読書「Audible」の料金・サービス内容を徹底検証【口コミ評判から判明したメリット・デメリット】
\ 1分で登録できて、退会も簡単/
Audibleの登録方法はこちら
Audibleの登録方法



Audibleの登録方法を紹介します。
Amazonアカウントでログインをします。


支払い方法を入力し、「無料体験を試す」をタップします。




この画面が出れば登録完了です。


\ 30日以内に解約すれば料金は発生しません/
退会方法はこちら
退会方法
SafariやChromeなどのブラウザからAudibleにアクセスします。スマホ用サイトでは解約できないので、まずは画面を一番下までスクロールしましょう。






会員タイプを確認し「退会手続きへ」をタップします。




問題がなければ、そのまま退会手続きを行いましょう。


退会手続きの理由を選択し「次へ」をタップしましょう


「退会手続きを完了する」をタップして終了です。
退会すると聴き放題作品は聴けなくなるので注意しましょう。
再入会はできるのか?
再入会はできます。入会方法は無料体験の時と同じで、Audibleの公式サイトで手続きをします。
その際、1年以内に無料体験された方は、再入会時無料体験は無しで初月から月額料金が発生します。