『ツミデミック』あらすじ・感想・レビュー|罪の連鎖が止まらない

ツミデミック あらすじ 感想
  • 『ツミデミック』のあらすじや感想を知りたい
  • 『ツミデミック』を読んだ人のレビューが気になる

本記事はそんな方の疑問にお答えします

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コロナ禍という未曾有の状況下で、多くの人々の生活が一変しました。一穂ミチの『ツミデミック』は、そんなパンデミックの影響を受けた人々の「罪」をテーマにした6つの短編からなる作品です。それぞれの物語が、現実と幻想の境界を曖昧にしながら、読者に深い考察を促します。本記事では、『ツミデミック』のあらすじ、感想、そしてレビューを通じて、この作品の魅力を探っていきます。

本記事でわかること
  • 『ツミデミック』のあらすじ・感想・レビュー
  • 『ツミデミック』がおすすめな人
目次

『ツミデミック』のあらすじ

本の詳細内容
タイトル『ツミデミック』
著者一穂ミチ
出版社光文社
発売日2023/11/22
ページ数276ページ
Audible再生時間7時間 10分
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『ツミデミック』は、一穂ミチによる短編集で、コロナ禍を背景にした犯罪や人間模様を描いています。全6編から成り立っており、それぞれの物語が独立していますが、共通して「罪」と「パンデミック」がテーマとなっています。

以下は各短編の概要です

  • 違う羽の鳥:大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗が、中学時代に死んだはずの同級生を名乗る女性と出会う話。
  • ロマンス☆:フードデリバリーの配達員に心惹かれる主婦の物語。
  • 憐光:15年前の豪雨災害で死んだ少女が幽霊となり、コロナ禍の現世に戻ってくる話。
  • 特別縁故者:コロナ禍で職を失った男が、近所の老人と交流する物語。
  • 祝福の歌:妊娠した娘に悩む父親と、その家族の物語。
  • さざなみドライブ:パンデミックで人生を壊された5人が、死ぬためにドライブを始める話。

この短編集は、コロナ禍の閉塞感やストレスが人々の生活にどのように影響を与えたかをリアルに描いており、共感しやすい内容となっています。

Audibleで『ツミデミック』を楽しもう!

一穂ミチの『ツミデミック』は、Audibleでも楽しむことができます。オーディオブックならではの臨場感あふれる朗読で、物語の世界にさらに深く没入できます。通勤時間や家事の合間など、日常のさまざまなシーンで気軽に聴くことができます。

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さらに、Audibleでは他にも多くのベストセラー作品を楽しむことができます。

例えば

  • 『ノルウェイの森』(村上春樹):村上春樹の代表作で、青春と喪失を描いた名作です。
  • 『嫌われる勇気』(岸見一郎、古賀史健):アドラー心理学を基にした自己啓発書で、対話形式で進むため理解しやすいです。
  • 『ジェイソン流お金の増やし方』(厚切りジェイソン):お笑い芸人の厚切りジェイソンが経済的自由を手に入れる方法をわかりやすく解説しています。

これらの作品もAudibleで聴くことができるので、ぜひチェックしてみてください。

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『ツミデミック』の感想

一穂ミチ著『ツミデミック』は、コロナ禍を背景にした6つの短編からなる作品です。それぞれの物語が、パンデミックによって人生が狂わされた人々の「罪」を描いています。

この本を読んだ感想としては、以下のようなポイントが挙げられます。

  • リアルな描写
  • 多様なキャラクター
  • 希望と絶望のバランス
  • 社会への洞察

リアルな描写

コロナ禍の閉塞感や不安がリアルに描かれており、読者は当時の感情を追体験することができます。特に「違う羽の鳥」や「特別縁故者」などの話は、現実と幻想の境界が曖昧で、読後に深く考えさせられます。

多様なキャラクター

登場人物たちがそれぞれ異なる背景や状況を持っており、共感できる部分が多いです。例えば、失業中の恭一や夜の街で働く優斗など、現実にありそうなキャラクターが生き生きと描かれています。

希望と絶望のバランス

前半の3編は暗く重いテーマが多いですが、後半の3編は希望や再生の兆しが見える内容になっています。このバランスが、読者にとって救いとなる部分もあります。

社会への洞察

パンデミックが人々の生活に与えた影響や、社会の脆弱性が浮き彫りにされています。これにより、読者は自身の生活や社会について考え直すきっかけを得るでしょう。

全体として、『ツミデミック』はコロナ禍の影響を深く掘り下げた作品であり、読後に多くのことを考えさせられる一冊です。

どの話が一番印象に残りましたか?

『ツミデミック』を読んだ人のレビュー

Amazonレビュー

直木賞だけど短編集?過去にもあったけど、自分としてはいまいちな作品しか出会ってなかった中、これは素晴らしいです。最初の方は道を踏み外した人の後味の悪い物語が、順に続くのかと思いましたが、希望が持てたり、考えさせられる終わり方の物もあり、一編もハズレなしです。

短編集だったのであっという間に読み切りました。どの作品も予想外の展開と驚きの結末でした!

思いもよらないことに驚かされる感動を味わえました。

『ツミデミック』はどんな人におすすめ?

『ツミデミック』は以下のような人におすすめです。

  • 社会問題に関心がある人:コロナ禍の影響や社会の脆弱性について深く考えさせられる内容が多いため、社会問題に興味がある人にぴったりです。
  • 人間ドラマが好きな人:多様なキャラクターが登場し、それぞれの人生や葛藤が丁寧に描かれているため、人間ドラマを楽しみたい人におすすめです。
  • 短編小説を好む人:6つの短編からなる作品なので、短編小説が好きな人や、短い時間で読み切れる物語を求めている人に適しています。

『ツミデミック』:まとめ

『ツミデミック』は、コロナ禍という特殊な状況を背景に、人々の内面や社会の脆弱性を鋭く描いた一冊です。リアルな描写と多様なキャラクターが織りなす物語は、読者に多くのことを考えさせ、共感を呼び起こします。社会問題に関心がある方、人間ドラマを楽しみたい方、そして短編小説を好む方にとって、必読の作品と言えるでしょう。ぜひ、この機会に『ツミデミック』を手に取ってみてください。

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